風邪が流行っております。風邪を引いた後などに、咳が続く時、一度病気について振り返ってみるとよいかもしれません。気管支炎、肺炎、気管支喘息、などを患っている可能性があるかもしれません、また、副鼻腔炎による後鼻漏や咳喘息などを伴っている方も最近はよくお見受け致します。咳喘息は冷たい空気や季節の変わり目、アレルギーやタバコ(受動喫煙)、風邪などをきっかけに、咳のみが2週間以上続く症状の時疑われます。朝晩寒くなり、風邪が流行りはじめる秋~冬にかけて受診される方が多くなります。風邪をひかれた、咳が続く、どうぞ、お気軽に受診、ご相談下さい。朝8時~夕17時まで一次救急対応、咳でお困りの患者さんが安心して受診できるような体制で診療にあたっております
11月7日(土)午後8時54分~BSジャパン 教えて!ドクター 家族の健康 に 当院院長 出演予定です。虚血性心疾患の症状について わかりやすく皆様にお話しできましたらと思います。ご覧頂けましたら幸いです
東日本大震災から4年半が過ぎました。今なお困難な状況の中、大変な苦労をなさっている被災された方々、心よりお見舞い申し上げます。また、尊い命をもって、生きることの意味を教えて頂いた方々、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。被災地の地域医療の実情についての記事に私どもについての言及もございましたので掲載致します。
以下 2015年9月10日 共同通信配信記事より許諾転載
◎診療所減が人口流出に拍車
多くの診療所が失われた東日本大震災の被災地。患者が減った影響で元いた場
所での再建は難しく、診療所の休廃業が続く。その結果、地域の生活基盤となる
医療インフラは損なわれ、さらなる人口流出に拍車をかける。被災地は医療をめ
ぐる負の連鎖に陥っている。
「顔なじみの患者さんのためにも、何とか再建したかったが、どうにもならな
かった」。宮城県南三陸町で約30年間、診療所を営んでいた本田剛彦(ほんだ
・たけひこ)さん(73)は肩を落とす。津波で診療所は全壊し、町の人口も1
割以上減少。採算などを考えて現地再建を断念し、長男英彦(ひでひこ)さん
(45)とともに2012年5月、仙台市内に診療所を移転した。
震災前、南三陸町の医科診療所は6施設あったが、ことし8月末時点では半分
の3施設しか存続しておらず、地域医療は危機的状況だ。
本田さんに心臓病の薬を処方してもらっていた無職阿部清敬(あべ・せいけい)
さん(92)は「移転後は車で1時間かけて、別の病院に通っていた」と話す。
悩んだ揚げ句に医療体制が充実した仙台市の長男宅に身を寄せることを決めた。
被災地に戻った診療所にも苦難が待ち受ける。東京電力福島第1原発事故の避
難指示区域の指定が9月5日に解除された福島県楢葉町。震災後から休業してい
た「ときクリニック」では、10月1日の再開に向けた準備が進む。
だが帰還する住民は震災前の1割程度で、町にあった薬局3軒は全て休業中の
ため、約5キロ離れた隣町の薬局までの送迎バスも必要となった。院長の土岐高
久(とき・たかひさ)さん(62)は「診療収入だけではやっていけない。当面、
除染作業員の健康診断などでしのぐしかない」と胸の内を明かした。
◎震災後、診療所13%休廃止
267施設、最大4割減 43市区町村、復興足かせに
東日本大震災の津波で被害を受けた岩手、宮城、福島3県の沿岸と原発事故の
避難区域となった計43市区町村で、震災前にあった計2007診療所の13%
に当たる267施設が休止もしくは廃止したことが10日、3県や保健所への取
材で分かった。
中には岩手県大槌町のように約4割減った地域もある。3県によると震災によ
る建物被害や医師の死亡、避難による患者減などが理由。被災地では災害公営住
宅の建設などで生活再建が進むが、地域医療は大きく損なわれており、今後復興
の足かせとなる恐れもある。
43市区町村は、岩手12、宮城16、福島15。震災後からことし7~8月
までに、保健所に休止あるいは廃止届を提出した医科と歯科の診療所の合計を調
べた。仙台市は沿岸2区のみ集計した。
県別では福島県が192施設と最多で、震災前にあった701診療所の27%
に当たる。うち、いわき市が76施設。
原発事故後に避難指示区域が設定された11市町村では計99施設。この地区
の大半を管轄する福島県相双保健所は「帰還が進めば現地再建したいという医師
もいる。人口減が確実な中、どの程度再開するか不透明」と懸念する。
岩手県では、震災前の221診療所の10%に当たる22施設、宮城県では1
085診療所の5%の53施設がそれぞれ休廃止した。
避難指示区域を除き、休廃止した割合が大きかったのは、津波で壊滅的な打撃
を受けた大槌町で38%。続いて岩手県山田町が33%。同県陸前高田市は28
%、宮城県の気仙沼市と南三陸町は24%だった。
被災地医療に詳しい東北大の石井正(いしい・ただし)教授は「医療インフラ
の回復は復興の大前提だが、人口減で診療所経営は厳しい。医師個人の志に委ね
るのは限界があり、拠点病院との連携体制づくりなど行政によるサポートが不可
欠だ」と話している。
狭心症は「労作性狭心症」と「安静時狭心症」と大きく2つにわけられます。「労作性狭心症」は運動や労作時、階段や坂道を急いで歩いた時などに胸の中央部が締め付けられる、押されているような圧迫感の自覚症状が多く、症状持続時間は数十秒から数分、時に、冷や汗や気分不快、息切れ、を伴うこともあります。一方 「安静時狭心症」は、同じような症状が、夜間や朝方など安静時に労作を伴わず生じます。これは「冠攣縮」、つまり冠動脈が痙攣様に収縮し、一時的に動脈硬化で細くなったのと同じような狭窄が発生するためにおきる一時的狭心症です。従いまして、いずれも、症状がない時の心電図では異常が見つからず、胸痛の性状、発生状況などから適切に診断や検査を進めていくことが必要となります。また、心臓の表面を走っている冠動脈の狭窄や収縮を原因とするのではなく、心筋の中を走る細い血管の収縮異常で起こる狭心症を微小血管狭心症と診断することがあります。微小血管狭心症は、安静時・就寝時に起きやすく、心身の過労、ストレス、不眠、寒冷が誘因となることが多く、多くの症状は数分ですが、一日継続する場合もあり、中年前後の女性の方に多いのが特徴です。狭心症の診断は、臨床症状を丁寧に伺い、症状時の心電図変化や、24時間ホルター心電図検査、冠動脈CTや冠動脈造影検査などの検査にて診断してゆきます。また、治療には薬物療法、カテーテル手術、バイパス手術とあります。
一番町南診療所では、狭心症の外来診療の最前線で皆様の診療にあたり、予約なしで診療時間内いつでも診察可能、心電図や24時間ホルター心電図検査、心エコー検査等も常時対応致しております。必要に応じて速やかに高度医療機関へ紹介することも心がけて皆様の狭心症の診療にあたっております。動悸、胸痛、胸のしめつけや違和感、息切れなどの症状で御心配な方、心電図異常等を指摘された方、どうぞ、いつでも予約なしで受診可能です。お気軽に私どもまでご相談下さい。
一番町南診療所ホームページをご覧頂きまことにありがとうございます。
震災から5度目の夏を迎えました。これまでは、なかなか仙台を離れる時間がとれませんでしたが、今年は、被災した南三陸町 本田記念あおいクリニック 跡、亘理町荒浜、山本医院 跡、を訪れる機会がありました。震災から5度目の夏、被災した一帯は盛土が高く積み上げられ造成工事が大規模に進行しておりました。千年に一度の大震災を経て、これからに向かってどう未来図を描いてゆくか、被災した過去の記憶を忘れず、様々な感情と共に、前に向かって進む決意を垣間見た思いが致しました。震災で感じた様々な感情、極めて困窮した究極の状況からの新たな出発、被災された立場それぞれ困難と苦労に違いがあり、今現在も大変な状況で生活をされている方が多くいらっしゃるかと思いますが、被災した両親やスタッフといっしょにこの4年半を過ごしてきました私たちも同じ思いでおりました。おかげさまで、一番町南診療所は開院して3年が過ぎました。震災を契機に診療所開設を決意したことが昨日のことのように思い返されます。この3年間、多くの皆様が当院に御信頼をお寄せ頂きましたこと、心より感謝申し上げます。一方、医療を取り巻く環境はこの数年大きく変わりました。限られた医療資源と医療制度下、社会は、健康な人生の営みを持続するためにより一層の知恵と工夫を求める時代になったと強く感じます。一番町南診療所では、来る超高齢化社会を迎えるにあたって、皆様の健康をお守りするために、医師、看護師、医療事務のスタッフ一同力をあわせ研鑚を積み、皆様のかかりつけ医、皆様のホームドクターとして最善の外来診療をこれからも追及致しております。未来に向かって希望を抱きながら前に進む、皆様の健康の未来図を描く、そういう取組みをこれからもみなさまと共に外来診療を通じておこなって参りたいと思います。どうぞ、皆様におかれましてはお体にご自愛の上、素敵な夏をお過ごし下さい。 震災から5度目の夏を迎えて どうか、皆様の健やかな人生を心より祈念致しております。
一番町南診療所 本田英彦
皆様の診療を担当しております当院スタッフが知恵と工夫を凝らし、一番町南診療所通信を作成いたしました。運動療法のワンポイントアドバイス等メッセージを込めたほんのわずかばかりの小通信ですが、スタッフ一同の頑張りにうれしく思い、皆様にご案内申し上げます。どうぞ、受診されました際はご覧頂き皆様の健康作りにお役立て頂けましたら幸いです。それでは、どうぞ、皆様、素敵な週末をお過ごし下さい。
高血圧の治療をおこなうにあたっては、心血管リスクをご評価した上で、安心して運動をおこなえると判断した場合、体を動かすことを勧めております。なぜなら、酸素をたくさん使う運動(有酸素運動)には、長く続けると、血圧を下げる作用があることが明らかにされているからです。日常的な運動、通勤や家事で体を十分動かして頂く、ウォーキングや軽いジョギング、趣味のスポーツ、一日30分、ぜひ、体を動かして、とお話ししております。新緑の綺麗な季節、ぜひ、体を動かされてみてはいかがでしょうか?高血圧の方の運動の注意点については以下のHPも参考にされてみてはいかがでしょうか。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/kouketuatu/life.html
外来で診察し、お話しを伺っておりますと、十分な睡眠がとれず、高血圧や代謝異常、肥満を呈していらっしゃる方をお見受けすることがあります。睡眠を改善し、もしくは妨げている原因を解決することで体調が良くなる場合も見受けます。一番町南診療所では患者さんの不眠の状態にあわせた内服処方対応致しております。不眠でお悩みの方は、どうぞ、お気軽にご相談頂けましたら幸いです。不眠症については以下のHPも参考にどうぞご覧になられてみてはいかがでしょうか?
http://www.kaimin-japan.jp/?gclid=Cj0KEQjw6tepBRDLqLnxouaY_pkBEiQAPIOiBrTyNywAGIOiiruj9s5YSgJlzFIMOrRYQgcS3tnxAzkaAg6r8P8HAQ
糖尿病の方を対象に、いつ何をどれくらい食べるか、どれくらいどんな運動するか、糖尿病薬を実際にどのように飲むか、糖尿病の外来管理を、食事指導、運動指導、薬物療法を組み入れ皆さんと共に行っております。転居に伴い、これまで内服を続けていた方への処方対応もおこなっております。どうぞ、お気軽に受診、ご相談下さい。糖尿病についてはこちらも参考にどうぞ。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/tounyou/
動悸、胸痛、健診での心電図異常や不整脈、狭心症をはじめ循環器疾患全般の診療をおこなっております。高血圧や生活習慣病を合併されていると起こり得ます動脈硬化性疾患以外にも、著しいストレス、不眠、喫煙などによって、不整脈や冠攣縮性狭心症等胸部症状を呈することもございます。循環器内科外来では、動悸、胸痛、胸のしめつけ、不整脈や心電図異常等の循環器疾患に対する診断と治療、外来内服管理をおこなっております。高度医療、救急入院医療を必要とする場合には、仙台厚生病院をはじめ高度医療機関との連携体制をとっております。転居に伴う外来内服管理処方も対応致しております。どうぞ、お気軽にご相談下さい。